結論|お小遣い制度は「ルールを決めてから」始める
お小遣いは、ただお金を渡すだけでは金融教育になりません。
結論として重要なのは、お金の使い方を子どもが自分で考える環境を作ることです。
そのためには、お小遣いの金額よりも先に「ルール」を決めることが必要です。
金融庁の「金融リテラシー・マップ(2023年改訂)」でも、
小学生段階(6〜12歳)では生活の中でお金の使い方を考える経験が重要とされています。
理由|小学生段階では「家計管理の基本」を体験的に学ぶ
金融庁の「金融リテラシー・マップ(2023年改訂)」では、
小学生段階(6〜12歳)で次のような内容を理解することが目標とされています。
・お金には限りがあることを理解する
・必要なものと欲しいものの違いを考える
・計画的にお金を使う
出典:金融庁「金融リテラシー・マップ(2023年改訂)」
https://www.j-flec.go.jp/conference/literacy_map/
これらは教科書だけで学ぶものではありません。
実際にお金を使う経験が必要です!
お小遣い制度は、この学習を家庭で実践する方法に最適だと思いませんか。
具体例|お小遣い制度を始めるときの3つのルール
家庭でお小遣い制度を導入する場合、次の3つを決めるとスムーズです。
ルール①お小遣いを渡すタイミング
おすすめは月1回です。
毎週渡す方法もありますが、月1回の方が「計画的に使う経験」を作りやすくなります。
月額制と報酬制の違いやその効果、取り入れ方等は別の記事で解説します。

ルール②お小遣いで買うもの
お小遣いで購入するものは、基本的には子どもの判断に任せましょう。
ただし、大きく次のようなルールを決めておきます。
・少額のもの(お菓子等)は財布の中のお金で買う
・高価なもの(おもちゃ等)は貯蓄して買う
このルールを決めると、子どもは「今使うか」「貯めるか」を考えるようになります。
ルール③お金の振り返りをする
月に1度程度、お金の使い方を振り返ることで、
子どもは次の使い方を考えるようになります。
親子の会話例|お金の使い方を振り返る
子ども
「お小遣いなくなっちゃった。」
親
「何に使ったか覚えてる?」
子ども
「お菓子と…ガチャかな。」
親
「一番お金を使ったのはどれ?」
子ども
「…ガチャかな。」
親
「ちょっと失敗だったね。来月は、どう使う?」
子ども
「ガチャは1回にする!」
このような会話を繰り返すことで、子どもは自分でお金の使い方を考えるようになります。
何に使ったのかを明確にしておくことも大切です。
お小遣い帳や財布、貯金箱(貯蓄用)も用意しておきましょう。
NG例|お小遣い制度でよくある失敗
NG例① お金をすぐ追加する
子ども
「お小遣いなくなった。」
親
「しょうがないね。少しあげる。」
当たり前ですが、お金は限りがあること子どもに学ばせることが大切です。
お金の追加を繰り返すと、子どもは「足りなくなったらもらえる」と考えてしまい、
お金の管理を学びにくくなります。
NG例② 親が使い道をすべて決める
親
「これは買っていいけど、これはダメ。」
親の許可したものしか買えない状況では、子どもは自分で判断する機会を失ってしまいます。
「またいらないもの買って…!!」となる気持ちはすんごく分かります笑
でも、少しおおらかな気持ちをもって、
振り返りの際に「本当にいるものだったのか?」を子どもに問いただしてみましょう。
まとめ|家庭で金融教育を始めるステップ
家庭でお小遣い制度を始める場合は、次の3ステップがおすすめです。
月1回お小遣いを渡す
お小遣いで買うものルールを決める
使い方を振り返る
この3つを実践することで、子どもは少しずつお金の管理を学んでいきます。
いざ、お小遣い制を導入するときに悩むもの…「金額」
結局いくら渡すのが適切なのでしょうか。
次の記事では、小学生のお小遣いの金額について解説します。




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